あとがき

EIMEI教育グループ代表・川上大樹の著書『教えなければ子は育つ ― AIに負けない「考え抜く力」を授ける見守り術』より、毎日すこしずつお届けします(58/58)。

最後までお読みいただき、本当にありがとうございました。

「自学自伸」。 文字にすればたった四文字ですが、これを実現するのは、本文中で何度も申し上げた通り、本当に長い長い道のりです。

今日からすぐに完璧な待てる親になれるわけではありません。ついつい口を出してしまう日もあるでしょう。感情的に怒ってしまう日もあるでしょう。でも、それでいいのです。失敗してもいいのです。

大切なのは、そこで「あ、今のは違ったな」と気づき、また軌道修正すること。親自身もまた、悩み、試行錯誤しながら自学自伸していく姿こそが、お子様にとって最高の教科書になるはずです。

大人が先回りして障害物を取り除いてしまえば、彼らは転び方を知らずに大人になってしまいます。怪我をしない代わりに、立ち上がり方も覚えられません。それは優しさではなく、未来の可能性を奪うことです。

小さな失敗をさせてあげてください。悩む時間を奪わないでください。そして、「自分でできた!」というあの瞬間の、世界で一番輝くような笑顔を、一番近くで見届けてあげてください。

私たち塾講師は、あくまで一時的な伴走者に過ぎません。数年経てば、お子さんの隣からいなくなります。しかし、お子さんの人生という長い旅路において、最強にして最愛のサポーターは、間違いなく保護者の皆様です。

皆様の待つ勇気と信じる力が、お子さんの未来を作ります。本書が、そのサポートの一助となり、ご家庭の中に一つでも多くの自学自伸の芽が育つことを、心より祈っております。

さあ、今日から教えすぎない勇気を持ちましょう。そして、お子様が自らの足で力強く歩み出す背中を、誇らしく見送ろうではありませんか。

川上大樹

EIMEIグループ(エイメイ学院・明成個別・EIMEI予備校)では、この「自学自伸」の考え方で子どもたちの学びを見守っています。無料体験・ご相談はお気軽にどうぞ。

この記事を書いた人

HIRO 川上ヒロ先生