数学:「わかったつもり」を自力で破壊する

EIMEI教育グループ代表・川上大樹の著書『教えなければ子は育つ ― AIに負けない「考え抜く力」を授ける見守り術』より、毎日すこしずつお届けします(32/58)。

解説を見ているだけではダメ

先生の解説を見て「なるほど!」と感動しても、自分で解けなければ意味がありません。数学ができない原因の9割は、手を使っていないことにあります。

解説を読んでわかったら、すぐに解説を閉じ、白い紙に最初から最後まで自力で再現できるかを試してください。途中で止まったらわかっていない証拠。もう一度最初からやり直しです。このストイックな再現テストが数学の伸びを決めます。

ケアレスミスという病気は存在しない

「やり方はわかってたから大丈夫」という言葉は禁物です。ミスをするということは、計算力不足か、集中力の欠如か、字の見間違いか、必ず実力不足の原因があります。

自学自伸できる生徒は、「自分は7と1を見間違えやすい」など、自分のミスの傾向を徹底的に分析します。ここまでやって初めて復習と呼べるのです。

ノートは脳の鏡である

ミスが多い子のノートは、大抵書き方が汚く、スペースの使い方が下手です。数学は論理の積み重ね。紙の上がカオスなら、頭の中もカオスです。

3日後の自分への手紙を書くつもりで、丁寧に、スペースを贅沢に使って書きましょう。 式を縦に揃え、図形を大きく描く。これだけで偏差値が5上がることも珍しくありません。

15分悩んでダメなら答えを見ろ

応用問題で1時間も悩み続けるのは非効率です。「15分考えて手が出なければ、潔く解説を見る」というルールを決めましょう。

ただし、見て終わりにせず、どの道具(公式)を使えばよかったのかを分析し、翌日にもう一度自力で解き直すことが不可欠です。

EIMEIグループ(エイメイ学院・明成個別・EIMEI予備校)では、この「自学自伸」の考え方で子どもたちの学びを見守っています。無料体験・ご相談はお気軽にどうぞ。

この記事を書いた人

HIRO 川上ヒロ先生