解説の読み方で成績の伸びが決まる

EIMEI教育グループ代表・川上大樹の著書『教えなければ子は育つ ― AIに負けない「考え抜く力」を授ける見守り術』より、毎日すこしずつお届けします(15/58)。

「赤ペンで答えを書くだけ」は勉強じゃない

適切な教材が決まり、問題を解きました。さて、ここからが「自学自伸」の分岐点です。 自学を進めていく上で、最も成績に差がつくのが解説の扱いです。

伸びない生徒のノートを見てみると、間違えた問題に赤ペンで大きく×をつけて、その横に正しい答えを赤で書き写しておしまいにしていることが多いです。

断言します。これでは1ミリも学力は伸びません。それは作業であって勉強ではないからです。×をつけて正しい答えを書き写すだけなら、誰にでもできます。そこには「なぜ間違えたのか」「次はどうすればいいのか」という思考が一切ありません。

解説は自分専用の紙の先生

自学自伸ができる生徒は、×がついた瞬間からが勝負だと知っています。彼らは、答えを見るよりも、その横にある解説を食い入るように読み込みます。

「なぜ自分の答えは『イ』だったのに、正解は『ア』なのか?」「自分の計算のどこで間違えたのか?」

解説はただの答えの羅列ではありません。そこには、「この問題はこう考えるんだよ」というメッセージが詰まっています。つまり、解説は間違えた問題をピンポイントで教えてくれる紙の先生なのです。

解説を読んで納得し、解説を閉じ、もう一度その問題を自力で解き直して正解する。 これができて初めて勉強したと言えるのです。

解説の厚みこそが良い教材の条件

だからこそ、我々が教材を選ぶときは、問題の質と同じく解説の厚みを何よりも重視します。

「解答:5」しか書いていないような不親切な問題集は、「なぜ?」が解決できず、自学自伸には不向きです。

良い教材は、解答冊子が問題冊子と同じくらい、あるいはそれ以上に分厚いものです。途中式が省略されずに書いてある、図解が入っている、アドバイスがある。

こうした親切な紙の先生がついている教材こそが、お子さんを自立させるための必須アイテムです。

EIMEIグループ(エイメイ学院・明成個別・EIMEI予備校)では、この「自学自伸」の考え方で子どもたちの学びを見守っています。無料体験・ご相談はお気軽にどうぞ。

この記事を書いた人

HIRO 川上ヒロ先生