「わかっていたのに計算ミスをした」「記号を書き間違えた」というミスが減りません。「落ち着いてやりなさい」と言っているのですが……。

EIMEI教育グループ代表・川上大樹の著書『教えなければ子は育つ ― AIに負けない「考え抜く力」を授ける見守り術』より、毎日すこしずつお届けします(38/58)。

A. 「ケアレスミス」という言葉を禁止用語にしましょう。それは立派な「実力不足」です。

「ケアレスミス(不注意)」という言葉は便利ですが、子どもに「本当はできたんだ(だから実力はある)」という甘えを生んでしまいます。社会に出れば、不注意だろうが実力不足だろうが、ミスはミスです。1億円の損失を出して「てへ、うっかりしてました」は通用しません。

ミスには必ず傾向と物理的な原因があります。精神論(「もっと集中しろ!」)で解決しようとせず、以下の手順で物理的に対策してください。

「ミス分析ノート」を作る: 間違えた問題だけを集めたノートを作り、そこに「なぜ間違えたか」を赤裸々に書かせます。

「『6』と『0』を書き間違えた(字が汚い)」

「移項するときに符号を変え忘れた(手順の省略)」

「問題文の『正しくないもの』を選べ、を見落とした(指差し確認不足)」

行動ルールを決める: 分析に基づき、具体的な行動ルールを決めます。

「字が汚い」なら → 「計算スペースを今の2倍使う」

「見落とし」なら → 「問題文の条件に必ず線を引く」

「計算ミス」なら → 「検算(確かめ算)の時間を5分確保する」

ミスを減らすのは気合ではなくシステムです。電車の運転士さんが指差し確認をするように、勉強にもミスを防ぐ動作を組み込ませてください。

EIMEIグループ(エイメイ学院・明成個別・EIMEI予備校)では、この「自学自伸」の考え方で子どもたちの学びを見守っています。無料体験・ご相談はお気軽にどうぞ。

この記事を書いた人

HIRO 川上ヒロ先生