やる気スイッチを自分で入れる

EIMEI教育グループ代表・川上大樹の著書『教えなければ子は育つ ― AIに負けない「考え抜く力」を授ける見守り術』より、毎日すこしずつお届けします(19/58)。

モチベーションは降ってこない

「やる気が出ないから勉強できません」

生徒からよく聞く言い訳No.1です。しかし、そもそもやる気やモチベーションという、天気のように不安定なものに、自分の人生(勉強)を委ねてはいけません。

やる気は、空から降ってくるのを待つものではなく、行動した後からついてきます。

脳の真ん中にある側坐核は、意欲を司る場所ですが、刺激を与えないと動き出さない超面倒くさがり屋です。嫌々でも机に向かい、ペンを持って一行書く。その刺激が伝わって初めて、側坐核はやる気物質(ドーパミン)を出し始めます。

気分が乗ろうが乗るまいが、とりあえず手を動かすこと。これが自学自伸できる生徒の流儀です。

まず一歩を踏み出すための3つの裏技

やらない言い訳を重ねる前に、まず始めてしまうための3つのコツをお伝えします。

1. 5秒ルール: 「やらなきゃ」と思ったら、やらない言い訳が浮かぶ前に「5、4、3、2、1、GO!」で立ち上がる。

2. 2分間ルール: 「2分だけ単語を見よう」と自分に許可を出す。2分やれば作業興奮が働き、結局1時間続くことになります。

3. 1秒で入れる準備: 寝る前にテキストを広げて机に置いておく。翌日、座った瞬間にスタートできるよう摩擦を減らします。

一生懸命やるフリが脳を騙す

一番つまらないのは、やらされていると思って中途半端に流している時間です。逆に、数学が苦手でも、必死になってノートに書きなぐっている時間は、脳がフル回転して没入しているため、実はそれほどいやなものではありません。

やる気が出ないなら、嘘でもいいから一生懸命やるフリをしてみてください。姿勢を正し、猛スピードで文字を書いてみる。すると脳が「ご主人様は今、重要なことに取り組んでいるんだ」と騙されて、本当にやる気を出してくれるのです。

最強の武器は習慣化

とはいえ、どうしても気持ちが乗らない日はあります。 そんな日でも、歯を磨くように当たり前に勉強ができる状態こそが最強であり、目指すべきゴールです。

まずは机に向かう。1分でいいから始める。そうやって行動を始めることで、後からやる気が追いついてくるサイクルを作り上げること。すなわち習慣化こそが、モチベーション問題の最終的な解決策となります。

EIMEIグループ(エイメイ学院・明成個別・EIMEI予備校)では、この「自学自伸」の考え方で子どもたちの学びを見守っています。無料体験・ご相談はお気軽にどうぞ。

この記事を書いた人

HIRO 川上ヒロ先生