「高校受験はまだ先の話」と思いがちな中学1年生ですが、埼玉県の公立高校入試では内申点が非常に重視されます。中1の成績も内申点に含まれるため、入学直後から意識的に取り組んでおくことが、3年後の進路の幅を大きく左右します。この記事では、中1のうちにやっておくべきことを具体的に整理します。
内申点は中1から積み上がる
埼玉県の公立高校入試では、中1・中2・中3の成績をもとにした内申点が入試の評価に使われます。中3だけでなく、中1・中2の成績も含まれる仕組みになっているため、「中3になってから本気を出す」という考え方では間に合わないことがあります。
特に中1の1学期は、小学校との学習量・スピードの違いに戸惑う時期です。ここで定期テストの準備をしっかりと行い、良いスタートを切ることが、その後の学習習慣にもつながります。
定期テストへの向き合い方を身につける
中学の定期テストは、小学校のテストとは準備のしかたが大きく異なります。出題範囲が広く、複数の教科をまとめて対策する必要があるため、計画的に勉強する習慣が求められます。
テスト2〜3週間前から動き始める
テスト前日に詰め込もうとしても、定着には限界があります。中1のうちから「テスト2〜3週間前に準備を始める」という感覚を身につけておくと、中3になっても慌てずに動けます。最初は慣れないかもしれませんが、繰り返すうちに自然なペースがつかめてきます。
提出物・授業態度も内申点に影響する
内申点は定期テストの点数だけで決まるわけではありません。授業への参加姿勢、提出物の質と期限、小テストへの取り組みなども評価に含まれます。中1のうちから「出すべきものは必ず出す」という基本を習慣にしておくことが大切です。
英語・数学の基礎を丁寧に固める
英語と数学は、積み上げ型の教科です。中1で学ぶ内容は、中2・中3の単元の土台になっています。英語であれば基本的な文法(be動詞・一般動詞・疑問文・否定文など)、数学であれば正負の数・文字式・一次方程式といった単元が、後の学習の基礎になります。
わからないまま進むと、中2・中3で急に伸び悩む原因になります。テストが終わった後も、理解できなかった部分はそのままにせず、早めに復習しておく習慣をつけておきましょう。
読書・語彙力・記述力を少しずつ育てる
埼玉県の公立高校入試では、国語・英語・社会などで記述式の問題が出されることがあります。記述力は短期間では身につきにくく、日常的な積み重ねが大切です。
- 読書を通じて語彙を増やす
- 授業のノートを自分の言葉でまとめる練習をする
- 作文や感想文を面倒がらずに書く
こうした取り組みは、中3になったときの記述問題や、2027年度以降に導入が予定されている新入試の面接・小論文対策にも役立ちます。特別な訓練をしなくても、日常の学校生活の中で少しずつ積み上げていくことが効果的です。
生活リズムと学習時間の確保
中学生になると部活動が始まり、帰宅時間が遅くなる生徒も多くいます。疲れていても毎日少しでも学習時間を確保するためには、生活リズムを整えることが前提になります。
「毎日必ず◯時間勉強する」という目標より、「帰宅後にまず30分だけ学校の復習をする」といった無理のないルーティンを作るほうが続きやすいです。中1のうちに「勉強する習慣そのもの」を作っておくことが、中3の受験期に最も大きな差をもたらします。
まとめ——中1は「受験の準備」ではなく「土台づくり」の時期
中1の時期は、まだ志望校を強く意識しなくても構いません。大切なのは、定期テストに誠実に向き合い、英語・数学の基礎を固め、毎日少しでも勉強する習慣を身につけることです。この土台が、中2・中3での本格的な受験勉強を支えます。
「今から始めるのは早すぎる」ではなく、「今だからこそできることがある」という視点で、中1の1年間を大切にしてください。
※本記事の制度・配点等の情報は記事執筆時点のものです。最新の正確な情報は埼玉県教育委員会および各高校の公式発表をご確認ください。
