本当に生徒を伸ばす先生

塾講師が生徒を伸ばせない理由の一つとして、
 
授業が下手、というのがありますね。
 
それは論外ですが、授業がうますぎる先生(ある意味で)も、生徒を本当の意味で伸ばせません。
 
生徒が理解しやすい言葉で、生徒が間違えないような問題を用意して、生徒が悩んだらすぐに教えてあげて、と。
そんな先生は、生徒や保護者様からの評判は悪くはないでしょう。
先生自身も、生徒に教えている、生徒が理解している、という瞬間の満足感はあるでしょう。
 
しかし、どこのタイミングで生徒が伸びていますか?
 
こういう自己満先生になってはいけないのです。
 
本当に生徒を伸ばすには、
生徒自身に頭を使わせ、考えさせ、悩ませ、答えを導き出す過程を練習して、問題の解き方よりも、わからない問題に出会ったときの思考法を練習させ、解説の読み方を教えるべきです(自分ひとりで学べるように)。
 
これは、目先すぐには結果が出るものではないので、結構勇気がいりますね。
私は長い間、塾経営をしていて、意識していたのは、やっぱり、これです。

この記事を書いた人

HIRO 川上ヒロ先生