保護者の皆さまへ
いつもEIMEIの指導にご理解とご協力をいただき、ありがとうございます。
今回は、ご家庭でも急速に身近になったAIについて、塾としての考えとお願いをお伝えします。
AIはとても便利です。だからこそ、注意が必要です
AIに宿題の答えを書かせる。分からない問題をその場で聞いて写す。
今はスマホ一台で、数秒でできてしまいます。
今のAIは、東大の入試問題でも瞬時に解答を表示します。
中学生の宿題など、一瞬です。
便利さは本物です。私たちもAIを否定しません。
ただ、学習において本当に大事なのは、解法のプロセスを学び、自分の力で解けるようになることです。答えそのものには、何の価値もありません。
AIに簡単に答えを表示させて、わかった気になってしまう。これが一番恐ろしいことだと考えています。
理由は四つあります。
1. 学力が伸びるのは「考えた時間」の分だけだからです
答えが手に入っても、頭を使っていなければ何も残りません。悩んだ時間、書いて消した回数、そこだけが力になります。AIはその時間を丸ごと奪ってしまいます。
2. 分かった気になってしまうからです
AIの説明は驚くほど分かりやすい。読むと納得します。でも納得と、自分の手で解けることは別物です。テストで手が止まって初めて、身についていなかったと気づくことになります。本人に自覚がないぶん、この状態が一番やっかいです。
3. 入試本番にAIは持ち込めないからです
最後に問われるのは、自分の頭だけで解く力です。普段AIに任せている子は、本番でその差がそのまま出ます。
4. 粘る力が育たないからです
分からないときに、もう少し考えてみる。前のページに戻ってみる。この数分の粘りが、学力の土台です。すぐ答えが出る道具を手元に置くと、その筋肉が育ちません。間違いにも気づけなくなります。AIも間違えるからです。
EIMEIでの取り組み
学習に特化した「EIMEI AI」をご用意しています
生徒は、質問から始まる学習アプリを使うことができます。答えを丸ごと教えるのではなく、生徒自身が考え、質問し、理解を深めていくための設計です。AIを使うのであれば、ぜひこちらをご活用ください。
宿題は、AIで簡単に終わらせられないものを出しています
問題の出し方を工夫し、答えを写して終わりにならない課題を用意しています。お子さまが「めんどうだ」と言う日もあるかもしれません。それは狙い通りです。
ご家庭でのお願い
- 宿題中はスマホを別の部屋に置く。これだけで大きく変わります
- AIを使う場面では、答えを出させるのではなく、なぜそうなるのかを聞かせてください
- 手が止まっている姿を見ても、すぐに答えを与えず、もう少しだけ待ってあげてください
AIは、使い方さえ間違えなければ、これ以上ない学習の味方です。道具に使われるか、道具を使いこなすか。その分かれ道に、子どもたちは今立っています。
私たちは、後者に立てるよう指導していきます。
何か気になることがあれば、何なりとご相談ください。

